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皮膚多段階化学発癌

ひふただんかいかがくはつがん

マウス皮膚に対してDMBAによるイニシエーション(cancer initiation:正常細胞が潜在的腫瘍細胞に変化する不可逆的段階)を行った後,PMAを週1回,合計20回塗布してプロモーション(cancer promotion:潜在的腫瘍細胞がクローナルに増殖し,最終的には悪性化する可逆的段階)を行うモデル.自然発癌に近いことが特徴である.発生した扁平上皮癌はリンパ節及び遠隔臓器に転移するため,リンパ行性および血行性転移を検討することが可能である.(実験医学増刊272より)

癌と微小環境

癌幹細胞,浸潤・転移,血管新生のメカニズムと環境応答を標的とした治療・創薬の新展開

江角浩安,高倉伸幸,宮園浩平,森 正樹/編

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです