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第2ビリアル係数

だい2びりあるけいすう

散乱角ゼロの極限での構造因子は,[S(0)]−1=1+2A2Mcとなり,A2は第2ビリアル係数とよばれる.ここで,Mとcはそれぞれ分子量と濃度を示す.分子間の斥力が強いほどA2の値は大きくなり,斥力と引力が相殺されて見かけ上分子間に相互作用が働かない場合A2=0となる.排除体積効果とも関係しており,溶液中の分子間相互作用をあらわす熱力学量である.(実験医学増刊3910より)

相分離 メカニズムと疾患

“膜のないオルガネラ”はいかに機能するか? 神経変性疾患・ウイルス感染とどう関わるか?

廣瀬哲郎,加藤昌人,中川真一/編

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです