細胞・組織利用医薬品
さいぼうそしきりよういやくひん
2000年10月21日付け薬務公報第1855号「細胞・組織利用医薬品等の品質および安全性確保対策について」が公表され,細胞・組織利用医薬品の概念が発表された.細胞・組織利用医薬品とは生物由来医薬品または生物由来医療用具のうち,ヒトまたは動物の細胞・組織から構成されるものをいい,自己の細胞・組織を原料とする医薬品および医療用具が含まれる.細胞・組織を原料として使用することから,これに由来する感染症の伝播の危険性を完全に排除しえないおそれがあることから,感染性物質に汚染されていない原料の使用,製造工程中における汚染防止などを図ることが不可欠である.
解説は発行当時の掲載内容に基づくものです
本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです