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経上皮電気抵抗

けいじょうひでんきていこう

上皮細胞では,タイトジャンクションによって管腔側と基底膜側との間でイオンの透過が制限されるため,経上皮電気抵抗(TER)が生じる.そのためTERはタイトジャンクションによるバリア機能を評価する方法として広く用いられている.トランズウェルで単層培養した上皮細胞の管腔面と基底面に測定機器の電極を挿入することで,容易にバリア機能を評価することができる.バリア機能が低下するとTERの値(Ω/cm2)も低くなる.(実験医学2015年3月号より)

生体バリアの破綻と疾患

皮膚・粘膜におけるミクロの攻防から読み解く炎症、アレルギー、感染症

長谷耕二/企画

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです