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腫瘍変異負荷

しゅようへんいふか

がん細胞で検出される体細胞変異の数を指し,一般的にはメガベースあたりのミスセンス変異数(/Mb)であらわされる.TMBが高値のがんを有する患者は,免疫チェックポイント阻害薬の治療ベネフィットを得やすいとの知見が集積され,コンパニオン診断薬としての臨床応用が期待されている.(実験医学増刊3815より)

ゲノム医療時代のがん分子標的薬と診断薬研究

「治療」の選択肢を広げる新しい標的、併用療法、横断的・マルチコンパニオン診断薬、リキッドバイオプシー

西尾和人/編

がん細胞に蓄積されている遺伝子変異量の総量を示す言葉.ただし,解析方法(全エキソン解析かパネル解析か)や,どのような変異を測定しているか(アミノ酸配列変異をきたすものかどうか,点突然変異か挿入欠失変異を含んでいるか)など測定技術が標準化されていない.TMBはがん抗原と同義ではない.(実験医学増刊3715より)

がん免疫療法の個別化を支える新・腫瘍免疫学

河上 裕/編

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです