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興奮系

こうふんけい

一定の強さの外部刺激を受けると強い応答(発火)を示し,その後,応答を示さない不応期の状態を経て,刺激前の状態に戻るような系.このような性質を一般に「興奮性」とよび,興奮によってシグナル周りに伝わり,発火が連鎖的に生じると「興奮波」として観察される.興奮性の細胞以外にも化学反応系や,動物個体などさまざまな階層,物質で同様の性質がみられるため,それらをまとめて「興奮系」とよんでいる.(実験医学2013年5月号より)

生命システムを定量する! ー未知なる現象の謎を解け!

シグナル伝達,転写制御,細胞動態の時空間ダイナミクス

小林徹也/企画

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

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