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遷移状態アナログ

せんいじょうたいあなろぐ

酵素反応においては,酵素と基質が「遷移状態」を形成した後に生成物を生じる.この過渡的にしか存在しない遷移状態とよく似た構造をもち安定な化合物を遷移状態アナログと呼ぶ.遷移状態アナログは活性中心と直接相互作用し,強力な酵素阻害剤として利用できる他,酵素反応機構を検討する分子プローブとしても応用できる.(実験医学増刊275より)

分子標的薬開発への新たなる挑戦

有力な分子標的薬の創薬物語と新薬開発動向から次世代創薬テクノロジーまで

岡野栄之,岩坪 威,佐谷秀行/編

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです