間葉系間質細胞

かんようけいかんしつさいぼう

最近,主に生体内での完全な自己複製能と多分化能が明確に証明されていないという理由から間葉系間質細胞の呼称が望ましいとされた.中胚葉あるいは外胚葉に由来する細胞で,血管周囲に少数存在し,脂肪や骨,軟骨細胞等に分化するとともに,線維化疾患では線維芽細胞に分化することが知られている.(実験医学増刊387より)

疾患に挑むメカノバイオロジー

循環器、運動器、がん、再生・発生に生体内の力はどうかかわるのか

曽我部正博/編

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです