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青色発光ダイオード

あおいろはっこうだいおーど

電圧をかけると青い光を発生する半導体素子.光の色の三原色は赤,青,緑だが,多くの企業や研究者が波長の短いこの青を発光させるのに当時,猛烈な競争状態だった.これが開発されればフルカラーの高輝度ディスプレーが商品化できるためだった.同様に多くの研究者がいかに長時間発振させるかでブルーレーザーの開発競争も激化していた.これが開発されればDVDの記録時間か格段に延びるのである.このようななか,青色発光ダイオードの基本的な特許は,中村氏の功績によって日亜化学工業がもっており,この分野ではブルーレーザーの開発を初めとして,日本企業がほかの追随を許さず先行している.2005年の市場規模は2,000億円程度ともいわれている.

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

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