非干渉性散乱
ひかんしょうせいさんらん
小角散乱や回折法で観測する干渉性散乱のような原子や分子の相互相関の情報は含まれず,自己相関関数がわかる.非干渉性散乱能が非常に大きい水素原子をトレーサーとして分子運動を観測する.S(q)の影響を受ける動的光散乱で観測する相互拡散係数とは対照的に,非干渉性散乱では自己拡散係数を求められる.また,分子自身を構成する水素原子を観測するため,ラベルフリーで分子の揺らぎを測定できる.(実験医学増刊3910より)
相分離 メカニズムと疾患
“膜のないオルガネラ”はいかに機能するか? 神経変性疾患・ウイルス感染とどう関わるか?
解説は発行当時の掲載内容に基づくものです
本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです