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高インスリン正常血糖クランプ法

こういんすりんせいじょうけっとうくらんぷほう

経静脈的に,一定量のインスリンを持続投与するとともに,可変量のグルコースを投与し,経時的に血糖値を測定することにより,血糖値を正常に維持する手法.実際の臨床の場では,注入するグルコース量が,全身におけるインスリン感受性と相関することから,インスリン抵抗性の評価に使用されている.研究においては,インスリン感受性の評価に加え,[3H]-glucoseの投与により,末梢臓器でのインスリン依存性糖取り込みや,肝糖産生などの評価にも使用されている.(実験医学増刊315より)

臓器円環による生体恒常性のダイナミクス

神経・免疫・循環・内分泌系の連関による維持,ライフステージに応じた変容と破綻

永井良三,入來篤史/編

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです