高レムナント血症
こうれむなんとけっしょう
レムナントは,肝や小腸で生成されたリポタンパク質が血中に分泌された後,酵素によって変性される途中の中間的な代謝産物である.中性脂肪とコレステロールを豊富に有するリポタンパク質であり,変性を受けることなくマクロファージに取り込まれて動脈硬化を惹起する.2.5 mg/dL以下が正常値であり,これ以上の場合を高レムナント血症という.(実験医学2012年2月号より)
炎症・代謝性疾患に潜む 脂質メタボリズム
脂肪酸の質の違いが制御するストレス応答と病態
解説は発行当時の掲載内容に基づくものです
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