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鶏卵腫瘍移植モデル

けいらんしゅよういしょくもでる

発育中の受精鶏卵の漿尿膜血管や胎児に対して腫瘍細胞を移植した動物モデルであり,簡便かつ迅速に生体内環境下での抗腫瘍効果を観察できる利点がある.受精鶏卵自体は以前より胚発生や血管新生に関する実験に用いられてきたが,近年のマウスなどの動物実験に対する規制強化から欧米諸国で代替動物実験として推奨されている.(実験医学増刊272より)

癌と微小環境

癌幹細胞,浸潤・転移,血管新生のメカニズムと環境応答を標的とした治療・創薬の新展開

江角浩安,高倉伸幸,宮園浩平,森 正樹/編

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです