研修医の先生方は,臨床の現場における栄養管理の重要性を実感しておられると思います.いずれの診療科においても,栄養管理はすべての患者に必須の基本的医療です.しかし,現在の医学教育のなかでは,十分な栄養教育がなされているとはいえません.医学生に対する栄養教育の時間数は,欧米に比べてはるかに少ないのです.その結果,研修医の先生方は,臨床の現場に出てから臨床栄養や病態栄養のことを書籍で学習したり,先輩医師に聞いて学んでおられるのが現状だろうと思います.
本誌レジデントノートでは,2008年12月号において,「今さら聞けない 栄養管理の基本」という特集が企画されました.聖隷浜松病院磯𥔎泰介先生の編集により,経腸栄養や輸液管理の基本から,事例に学ぶリスク回避法なども学べる面白い企画が組まれ,大変好評でした.今回は,それに続く栄養管理の特集として,「基本からわかる! 栄養管理の実践」という企画を担当させていただきました.静脈栄養や経腸栄養に関する基本的な知識を復習していただく項目に続いて,肝硬変や腎疾患,重症感染症さらには嚥下障害や褥瘡,周術期から緩和期医療における栄養管理までを,専門的な立場の先生に解説していただきました.実例をあげての解説は,臨床の現場ですぐに応用できるものと思います.また,高齢者や小児では,普通の成人とどこが違うのか,どのような点に注意すべきかを理解してほしいと思います.
今回の特集は,基本から学べる内容であると同時に,かなり実践的で専門的な内容も含まれています.臨床栄養の奥深さ,面白さも感じていただければ嬉しく思います.
経腸栄養・静脈栄養の基本を押さえ,腎不全・褥瘡・周術期・小児・高齢者など,様々な病態や患者に応じて,どのような栄養管理を行っていくべきかを中心に解説.実践に即した具体的な栄養管理がこの一冊で学べる!
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