大好評の定番書「薬の比較と使い分け100」の著者,児島悠史先生が,一般の方向けに,市販薬の選び方や使いどころをやさしく解説!家族や知人からよく薬の相談をされる…という医療従事者の方にもおすすめです.
目次
はじめに
この本の使い方
第1章 花粉症
花粉症(季節性アレルギー性鼻炎)とは
まずは花粉を物理的に遮断、症状が出るなら早めに薬を使おう
一般的な花粉症であれば、十分によい対応ができる
ここが知りたい!
Q1 眠くなりやすい薬ほど、よく効く?
Q2 花粉症は、市販薬でも対応できる?
Q3 花粉症は、症状がひどくなってから薬を使った方がよい?
Q4 花粉症の“最強の薬”はどれですか?
Q5 点鼻薬を使い続けているとダメなのはなぜ?
Q6 花粉症の目薬は、何を基準に選べばよい?
注意が必要な人
■ 高齢者の場合
■ 妊娠、授乳中の場合
■ スポーツ選手の場合
■ 受験生や車のドライバーなど、集中力や判断力が必要な作業をする人の場合
第2章 頭痛
頭痛とは
痛み止めを上手に使って症状を和らげよう
軽い頭痛は十分に対応できるが、片頭痛のひどいものは病院へ
ここが知りたい!
Q1 市販薬の『ロキソニンS』は、医療用の『ロキソニン』よりも効き目が弱い?
Q2 いろいろな種類がある痛み止め、どうやって選べばよい?
Q3 催眠鎮静薬「アリルイソプロピルアセチル尿素/ブロモバレリル尿素」の入った薬が、一番よく効く?
Q4 『バファリン』にはいろいろあるけど、どれも成分は同じ?
Q5 片頭痛には、市販薬は効かない?
Q6 痛み止めを使っているとクセになるので、できるだけ使わない方がよい?
注意が必要な人
■ 15歳未満の子どもの場合
■ 高齢者の場合
■ 妊娠中の場合
■ 授乳中の場合
第3章 腰や膝・肩の痛み
腰や膝・肩の痛みとは
薬で痛みを和らげたり、適度な運動で身体を鍛えたりして、根本的な解決をめざそう
医療用とほぼ変わらない薬が、市販薬にある
ここが知りたい!
Q1 市販薬の貼り薬や塗り薬は、医療用の薬よりも効き目が弱い?
Q2 たくさんある貼り薬や塗り薬、何が違う?
Q3 貼り薬を貼った場所に、直射日光を当ててはいけないのはなぜ?
Q4 飲み薬と貼り薬・塗り薬、どちらを選べばよい?
Q5 妊娠中は飲み薬を避けて、貼り薬や塗り薬を選んでおけば安心?
Q6 腰痛があるときは、安静にしておいた方がよい?
Q7 痛み止めは、痺れる・灼けるような痛みにも効く?
Q8 貼り薬や塗り薬くらいであれば、病院でもらった薬を家族や友人にあげてもよい?
Q9 「冷シップ」と「温シップ」はどう使い分けたらよい?
注意が必要な人
■ 子どもの場合
■ 妊娠、授乳中の場合
■ 屋外で仕事やスポーツをする(紫外線をよく浴びる)場合
第4章 風邪
風邪とは
どうしてもつらい症状は薬で抑えつつ、ゆっくり休もう
病院でも、セルフメディケーションでも、できることは同じ
ここが知りたい!
Q1 風邪薬を飲めば、風邪は早く治りますか?
Q2 風邪薬は、副作用も少ない安全な薬ですか?
Q3 風邪薬は、どんなときに使うアイテムですか?
Q4 風邪には、総合感冒薬と漢方薬のどちらがよく効く?
Q5 風邪による熱や痛みには、どう対処すればよい?
Q6 風邪によるくしゃみ・鼻水には、どう対処すればよい?
Q7 風邪による咳には、どう対処すればよい?
Q8 風邪をひいたときは、抗菌薬(抗生物質)を使うべき?
注意が必要な人
■ 子どもの場合
■ 高齢者の場合
■ 妊娠、授乳中の場合
■ 高血圧や不整脈、糖尿病、甲状腺の病気などの持病がある場合
■ インフルエンザの流行期
■ 薬を飲んで仕事や勉強を頑張りたい人、自動車を運転する人
■ スポーツ選手
第5章 インフルエンザ
インフルエンザとは
ワクチンの接種で発症や重症化のリスクを減らし、ハイリスクな人は病院受診を基本に考えよう
重症化のリスクが高い人でなければ、セルフメディケーションも選択できる
ここが知りたい!
Q1 インフルエンザの可能性がある場合は、どんな人でも必ず病院を受診すべき?
Q2 インフルエンザのときに、「イブプロフェン」や「ロキソプロフェン」を使ってもよい?
Q3 インフルエンザのワクチンは、実はほとんど意味がない?
注意が必要な人
■ 子ども、高齢者の場合
■ 妊娠中、産後2週間以内の場合
■ 「アスピリン」を服用している場合
第6章 水虫
水虫とは
水虫の原因である「白癬菌」を、「抗真菌薬」の塗り薬で完全に退治しよう
医療用に劣らない「抗真菌薬」が使えるので、一般的な水虫であれば十分に対応できる
ここが知りたい!
Q1 市販薬では、水虫の治療はできない?
Q2 水虫は、痒みなどの自覚症状が落ち着いたら治療を止めてよい?
Q3 水虫の薬は、痒みなどの自覚症状がある場所にだけ使えばよい?
Q4 いろいろな有効成分の入っている薬の方が、水虫にはよく効く?
Q5 軟膏、クリーム、外用液、ジェル、スプレー……どれを選んでも同じ?
Q6 水虫と診断されたことがなくても、水虫の薬を使ってもよい?
注意が必要な人
■ 子ども、高齢者、妊娠・授乳中の場合
■ 糖尿病の人の場合
第7章 手や肌の荒れ
手や肌の荒れとは
日頃からこまめに保湿・スキンケアを行い、必要に応じてステロイドや痒み止めを使おう
医療用とほぼ同じ薬を、セルフメディケーションでも使える
ここが知りたい!
Q1 保湿剤は、値段の高い“高価な商品”ほどよく効く?
Q2 保湿剤は、薄くのばして使うのがよい?
Q3 市販薬として販売されているステロイドの塗り薬は、どれを選んでも同じ?
Q4 虫刺され程度に、ステロイドを使ってはいけない?
Q5 ステロイドの塗り薬を使っていると、皮膚が黒くなる?
注意が必要な人
■ 子どもの場合
■ 高齢者の場合
■ 妊娠、授乳中の場合
第8章 胸焼け・胃もたれ
胸焼け・胃もたれとは
症状を「胃の荒れ」、「胸焼け・胃酸過多」、「膨満感・消化不良」の3パターンに分けて、適した薬を選ぼう
軽い症状を和らげるなら市販薬で十分だが、医療用にはより強力な薬もある
ここが知りたい!
Q1 “胃薬”は、どれを選んでも同じ?
Q2 腹痛には“痛み止め”が効く?
Q3 困ったら、とりあえずいろいろな成分の入った「総合胃腸薬」を選べばよい?
Q4 『ガスター10』がよく効くので、使い続けてもよい?
Q5 漢方薬は、気休めにしかならない?
注意が必要な人
■ 高齢者の場合
■ 妊娠、授乳中の場合
■ 病院でいろいろと薬を処方されている場合
■ スポーツ選手の場合
第9章 便秘
便秘とは
生活習慣の改善を基本に、まずは「非刺激性」の薬、それでもダメなら「刺激性」の薬を使おう
医療用の薬には、「刺激性」の薬を使う前にもう1つよい選択肢がある
ここが知りたい!
Q1 2日ほどお通じがなければ、便秘薬を使った方がよい?
Q2 便秘には、よく効く「刺激性」の薬を最初から使えばよい?
Q3 便秘薬を飲めば、すぐにお通じがある?
注意が必要な人
■ 赤ちゃんの場合
■ 高齢者の場合
■ 妊娠、授乳中の場合
第10章 下痢
下痢とは
脱水を起こさないように水や電解質を補給しつつ、治るのを待とう
医療用の薬と市販薬とで大差はないが、どちらも効果は限定的
ここが知りたい!
Q1 下痢をしていたら、とりあえず下痢止めを使った方がよい?
Q2 下痢止めの薬は、どれを選んでも同じ?
Q3 「経口補水液」は、きちんとしたものを買わないといけない?
Q4 病院で処方された抗菌薬(抗生物質)を飲んでいたら下痢になったが、薬を中止した方がよい?
注意が必要な人
■ 子どもの場合
■ 高齢者の場合
■ 妊娠、授乳中の場合
■ 牛乳アレルギーの場合
第11章 口内炎
口内炎とは
塗り薬で対応しつつ、きれいに治るのを待とう
医療用の薬にはない「貼り薬」や「スプレー剤」があって便利
ここが知りたい!
Q1 口内炎くらい、放置しても問題ない?
Q2 口内炎は、飲み薬で治した方がよい?
Q3 ステロイドの「トリアムシノロン」と、消炎薬の「アズレン」、どちらを使えばよい?
注意が必要な人
■ 子ども、高齢者、妊娠・授乳中の場合
■ スポーツ選手の場合
■ がんの薬物治療、放射線治療中の場合
第12章 目のトラブル
目の乾き、目の疲れ
自分の症状に合わせて、必要最低限の薬を使おう
医療用にはやや劣るが、十分な手札がある
ここが知りたい!
Q1 たくさん成分の入った目薬の方が、よく効く?
Q2 目の乾きには、どう対処すればよい?
Q3 目の疲れには、どう対処すればよい?
Q4 市販の目薬であれば、コンタクトレンズを付けたまま使ってよい?
Q5 目薬をさした後は、目をパチパチさせた方がよい?
注意が必要な人
■ 子どもの場合
■ 高齢者の場合
■ 妊娠、授乳中の場合
■ コンタクトレンズを使っている人の場合
■ 「ドライアイ」と診断された人の場合
参考文献
商品名・その他事項の索引
成分名の索引
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