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量子センサーが可能にする細胞内微小環境の定量測定「観る」から「測る」へ 生体ナノ量子センサーで細胞観察が変わる

藤咲貴大/五十嵐龍治
Takahiro Fujisaku1)/Ryuji Igarashi2):Department of Molecular Engineering, Graduate School of Engineering, Kyoto University1)/National Institutes for Quantum and Radiological Science and Technology2)(京都大学大学院工学研究科分子工学専攻1)/国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構 量子生命科学領域2)
10.18958/6685-00002-0001002-00

生体ナノ量子センサーは生体内の微小な領域の温度やpHなどを超高感度で計測できる技術として,細胞生物学はもちろん,脳機能や免疫,がんの研究,再生医療などさまざまな生命科学分野での応用が期待されている.本特集では,この生体ナノ量子センサー研究を牽引する5人の若手・中堅研究者がそれぞれ自身の研究を中心に,生体ナノ量子センサーの特徴と利用例,応用可能性について解説する.(企画/五十嵐龍治)

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