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【スマホで読める実験医学】運動の高血圧改善効果は足の着地時に生じる頭部への衝撃を介する
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運動の高血圧改善効果は足の着地時に生じる頭部への衝撃を介する
Interstitial-fluid shear stresses induced by vertically oscillating head motion lower blood pressure in hypertensive rats and humans
Murase S, et al：Nat Biomed Eng, doi:10.1038/s41551-023-01061-x, 2023
Naoyoshi Sakitani1）2）/Yasuhiro Sawada2）3）：Health and Medical Research Institute, National Institute of Advanced Industrial Science and Technology1）/Department of Rehabilitation for Motor Functions, National Rehabilitation Center for Persons with Disabilities2）/Department of Clinical Research, National Rehabilitation Center for Persons with Disabilities3）（産業技術総合研究所健康医工学研究部門1）/国立障害者リハビリテーションセンター運動機能系障害研究部2）/国立障害者リハビリテーションセンター病院臨床研究開発部3））
10.18958/7381-00003-0001100-00
健康維持・促進における身体運動の有効性は確立している．しかし，運動の何が身体機能に益をもたらすのかという基本的な問題がほぼ未解決である．われわれは，高血圧という，評価法が比較的単純ではあるものの，罹患者がきわめて多い疾患を対象とした研究により，運動の本質の重要な一部が，運動で生じる脳内の間質液流動を介して細胞に加わる力学的刺激であることを示した．
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