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支援を受けた研究事例:本邦の上皮バリアの生物学に育まれた創薬をめざして―BINDS(PDIS)の支援を受けて使ってみませんか?アカデミア創薬の支援制度

近藤昌夫(大阪大学 大学院薬学研究科 附属創薬センター),竹田浩之(愛媛大学 プロテオサイエンスセンター)
10.18958/6397-00002-0001248-00

いかにして研究を創薬につなげるか―ライフサイエンス分野では医療への貢献をめざした研究が日々進められています.一方製薬企業でも,低分子医薬品からバイオ医薬品への移行や研究開発の高度化によって創薬シーズをアカデミアに求める機運が高まっています.そんななか,アカデミア創薬のための技術・資金・知財・企業導出などを包括的に支援するプロジェクトが国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)によって進められています.本企画では,AMEDが進めるプロジェクトのなかから「創薬等ライフサイエンス研究支援基盤事業(BINDS)」,「創薬支援ネットワーク」,「創薬ブースター」に焦点をあて,プロジェクトを評価・運営する側と実際に支援を受けて研究を進めている研究者側の両面から,これらの制度の実際に迫ります.記事の前半ではBINDS PSの中村春木先生と,総括POの近藤裕郷先生に日本のアカデミア創薬の実情と創薬をめざす基礎研究者へメッセージをいただきました.また後半では,実際にBINDSや創薬ブースターの支援を受けて研究が創薬に近づいた事例を3例ご紹介いただきました.本企画が,創薬を視野に入れて研究に取り組まれている読者の一助となれば幸いです.(編集部)

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