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中年太りは神経細胞の一次繊毛の加齢に伴う退縮によって起こる

Age-related shortening of neuronal primary cilia causes middle-aged obesity
Oya M, et al:Cell Metab, 36:1044-1058.e10, 2024
大屋愛実,中村和弘
Manami Oya/Kazuhiro Nakamura:Department of Integrative Physiology, Nagoya University Graduate School of Medicine(名古屋大学大学院医学系研究科統合生理学分野)
10.18958/7529-00003-0001679-00

加齢に伴って太りやすくなる,いわゆる中年太りはよく知られた現象であるが,これまでその発症メカニズムは不明であった.われわれは,視床下部で抗肥満シグナルを担うメラノコルチン4型受容体(MC4R)が神経細胞のアンテナ状の構造である一次繊毛に局在し,その構造が加齢に伴い退縮することが中年太りの原因であることを明らかにした.

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