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【スマホで読める実験医学】iPS細胞で精神疾患は明らかにできるのか
550円
精神疾患の病態はいまだ明らかになっていない.その理由の1つが脳の「ヒト特異性」である.この難題に挑むべく,iPS細胞を用いた研究が進められている.iPS細胞を用いた精神疾患研究が報告されてから約15年.さまざまな技術進歩とともにそのアプローチは変化を遂げ,精神疾患患者で起こりうる脳内の分子・細胞の変化が明らかにされてきている.まだ残されている課題や限界は数多くあるものの,iPS細胞が精神疾患の病態における「分子から細胞そして神経機能/回路の変化」の謎を解き明かすことと期待される.
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