スマホで読める実験医学
550円

生体イメージングによるヒト組織の病理診断

Histopathological diagnosis of fresh human tissues using intravital imaging technology
松井崇浩
Takahiro Matsui:Department of Pathology, Osaka University Graduate School of Medicine(大阪大学大学院医学系研究科病態病理学)
10.18958/7623-00001-0001794-00

生体イメージング技術の特徴として「低侵襲性」「リアルタイム」「時空間的な広がり」があげられる.これらは組織染色標本と明視野顕微鏡が用いられている病理組織診断の領域においても大きなアドバンテージとなる.筆者は代表的な生体イメージング技術である多光子励起イメージングを用いて,ヒト組織を対象とした非標識イメージング解析に取り組んできた.このイメージングは前述した特徴に加えて,人工知能などの定量的な画像分類へもアクセスしやすく,ヒト組織の新たな解析ツールとして有用であると期待される.

非標識イメージング,多光子励起顕微鏡,自家蛍光,非線形光学現象,人工知能

この記事は有料記事です

(残り約7,100文字)

  • 【スマホで読める実験医学】生体イメージングによるヒト組織の病理診断
    550円