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パーキンソン病などのαシヌクレイン沈着を生体脳内で可視化

Imaging α-synuclein pathologies in animal models and patients with Parkinson’s and related diseases
Endo H, et al:Neuron, 112:2540-2557.e8, 2024
遠藤浩信
Hironobu Endo:Advanced Neuroimaging Center, Institute for Quantum Medical Science, National Institutes for Quantum Science and Technology(量子科学技術研究開発機構量子医科学研究所脳機能イメージング研究センター)
10.18958/7623-00003-0001805-00

病変密度が低いパーキンソン病(PD)などのαシヌクレイン(αSyn)沈着は,これまで生体脳で可視化できていなかった.本研究で同病変に強く結合するPET薬剤として18F-C05-05を開発し,PDやレビー小体型認知症(DLB)患者の生体脳内αSyn沈着の画像化にはじめて成功した.さらにPETで検出されるαSyn沈着の量と,運動症状の重症度の間に関連性があることを示した.

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