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生体イメージングとオミクス解析の融合による免疫細胞の新機能の解明

Uncovering novel functions of immune cells through the integration of in vivo imaging and omics analyses
兼光利彩子,宮本 佑,石井 優
Risako Kanemitsu1)/Yu Miyamoto1)2)/Masaru Ishii1)2):Department of Immunology and Cell Biology, Graduate School of Medicine and Frontier Bioscience, Osaka University1)/Department of Immunology and Cell Biology, Immunology Frontier Research Center, Osaka University2)(大阪大学大学院生命機能・医学系研究科免疫細胞生物学1)/大阪大学免疫学フロンティア研究センター免疫細胞生物学2)
10.18958/7623-00001-0001789-00

免疫細胞は身体中・臓器中を動き回ることで生体の恒常性を維持している.ダイナミックに動く細胞だからこそ,生体内で繰り広げられるありのままの動きを可視化し,そこに秘められた生理的意義を見出すことが重要である.生体イメージングはまさにそれを可能にする.近年,生体イメージング技術は目覚ましい発展を遂げており,免疫細胞の動態からさまざまな生理的現象が発見されている.本稿では,生体イメージングを用いた免疫学研究を解説するとともに,生体イメージングとオミクス解析を融合させた新しい免疫学研究について紹介する.

生体イメージング,細胞動態,オミクス解析,マクロファージ

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