スマホで読める実験医学
0円

巨大細胞系譜推定を可能にする深層分散コンピューティング

Deep distributed computing to reconstruct extremely large lineage trees
Konno N, et al:Nat Biotechnol, 40:566-575, 2022
今野直輝,谷内江 望
Naoki Konno1)/Nozomu Yachie2)3):Graduate School of Science, The University of Tokyo1)/School of Biomedical Engineering, The University of British Columbia2)/Research Center for Advanced Science and Technology, The University of Tokyo3)(東京大学大学院理学系研究科1)/ブリティッシュコロンビア大学School of Biomedical Engineering2)/東京大学先端科学技術研究センター3)
10.18958/7061-00003-0000209-00

近年,ゲノム編集を用いて発生過程の細胞のDNAに人工的なランダム変異を蓄積させて,細胞系譜を推定する技術が発展している.本研究では「深層分散コンピューティング」手法FRACTALを開発した.主に進化系統樹推定のために開発されてきたさまざまな系譜推定技術を拡張し,2億以上のDNA配列の系譜を推定できること,細胞系譜追跡技術を大きく飛躍させる可能性を示した.

この記事は有料記事です

(残り約5,400文字)

  • 【スマホで読める実験医学】巨大細胞系譜推定を可能にする深層分散コンピューティング
    0円

関連書籍

実験医学 2022年8月号

感染症のデータサイエンス

いかに感染を制御するのか?どうやって治療をデザインするのか?

  • 川上英良,岩見真吾/企画
  • 定価:2,200円(本体2,000円+税)