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心血管疾患におけるフェロトーシス

池田昌隆,井手友美
Masataka Ikeda/Tomomi Ide:Department of Cardiovascular Medicine, Faculty of Medical Sciences, Kyushu University(九州大学大学院医学研究院循環器内科)
10.18958/7239-00002-0000462-00

2012年に米国のDixonらがフェロトーシスの概念を提唱して以来,生体での生理的状態,そして病態における役割が次々と明らかになっている.本稿では,心血管疾患,特にわれわれが取り組んできたドキソルビシン心毒性と心筋虚血再灌流傷害に焦点を当て,フェロトーシスの役割,誘導に至る分子機序,そしてフェロトーシスを標的とした治療法の可能性について概説したい.

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