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高速誘導ラマン散乱顕微鏡とactivatableラマンプローブによる多重酵素活性イメージング進化を続ける生体のラマンイメージング

小関泰之,神谷真子
Yasuyuki Ozeki1)/Mako Kamiya2):Research Center for Advanced Science and Technology, The University of Tokyo1)/Department of Life Science and Technology, Tokyo Institute of Technology2)(東京大学先端科学技術研究センター1)/東京工業大学生命理工学院生命理工学系2)
10.18958/7323-00002-0000579-00

ラマン散乱光を利用して分子を視るラマン顕微法が,近年ますます注目を集めている.バイオイメージングで汎用されている蛍光イメージングと比較すると検出感度は低いものの,非標識でのイメージングが可能である,多重検出が可能であるなど,蛍光法にはない特徴がある.また,光学と化学の技術革新に伴いラマンイメージングで観察できる対象が大幅に拡充してきている.本特集では,進化を続けるラマンイメージングの潮流・現状・展望をお伝えするべく,最先端のラマン顕微鏡の開発からラマンタグ・プローブの開発まで,最新の研究内容も交えて紹介しているのでぜひご一読いただきたい.本特集を通じて,ラマン顕微法を用いた生体イメージングの魅力がお伝えできれば幸いである.(企画/神谷真子)

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  • 【スマホで読める実験医学】高速誘導ラマン散乱顕微鏡とactivatableラマンプローブによる多重酵素活性イメージング 進化を続ける生体のラマンイメージング
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