スマホで読める実験医学
550円

腸管は肝臓へのフルクトース流入を抑える“盾”か?

The small intestine shields the liver from fructose-induced steatosis
Jang C & Wada S, et al:Nat Metab, 2:586-593, 2020
和田正吾
Shogo Wada:Cardiovascular Institute, Perelman School of Medicine, University of Pennsylvania(ペンシルベニア大学医学部)
10.18958/6731-00003-0000665-00

近年,フルクトースを最初に代謝する器官は小腸であることが判明した.しかし,その生理的意義は解明されていなかった.本研究では,マウス逆遺伝学と質量分析を用いて,肝臓へのフルクトース流入を制御して脂肪酸合成を抑える腸管の働きを明らかにした.

この記事は有料記事です

(残り約5,100文字)

  • 【スマホで読める実験医学】腸管は肝臓へのフルクトース流入を抑える“盾”か?
    550円

関連書籍

実験医学 2021年1月号

新型コロナで変わる時代の実験自動化・遠隔化

プロセスの精度と再現性を向上し研究の創造力を解き放て

  • 夏目 徹,高橋恒一,神田元紀/企画
  • 定価:2,200円(本体2,000円+税)