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臓器チップを用いた平面内細胞極性制御と気道疾患モデルへの応用

Multicellular modeling of ciliopathy by combining iPS cells and microfluidic airway-on-a-chip technology
Sone N, et al:Sci Transl Med, 13:doi:10.1126/scitranslmed.abb1298, 2021
曽根尚之,後藤慎平
Naoyuki Sone1)/Shimpei Gotoh1)2):Department of Respiratory Medicine, Graduate School of Medicine, Kyoto University1)/Department of Drug Discovery for Lung Diseases, Graduate School of Medicine, Kyoto University2)(京都大学大学院 医学研究科 呼吸器内科学1)/京都大学大学院 医学研究科 呼吸器疾患創薬講座2)
10.18958/6941-00003-0000009-00

線毛上皮細胞は細胞間の協調的な線毛拍動により,病原体等を一方向性に除去する機能を担うが,分化誘導した気道上皮細胞シート上で平面内細胞極性を制御し,協調運動を再現する方法はこれまで確立されていなかった.今回われわれは液流刺激により線毛上皮細胞の平面内細胞極性を制御し,疾患モデルに応用できる方法を開発した.

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