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トランジション変異

とらんじしょんへんい

T>C,C>T,A>G,G>Aといったピリミジンまたはプリン骨格を変えない塩基変異.骨格の変わるトランスバージョン変異と比べて,発生割合が高い.疎水性アミノ酸の多くはコドンの二文字目がU,Cでコードされるため,トランジション変異はタンパク質の二次構造に影響を与えにくい.一方,酸性,塩基性アミノ酸,グリシンを一変異で相互に変換しうるなど,タンパク質進化に適した変異となる.(実験医学2021年5月号より)

塩基編集技術の最前線実験医学2021年5月号

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです