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リーキーガット

りーきーがっと

腸管上皮には,管腔内の未消化物や微生物が生体内に漏れ込むのを防ぐためバリア機能が備わっている.このバリア機能の低下により腸壁の透過性が亢進し,管腔内の異物が生体内に漏れ出す状態をリーキーガット症候群(leaky gut syndrome:腸管壁浸漏症候群)とよぶ.炎症性腸疾患,自己免疫疾患,自閉症スペクトラム障害などさまざまな疾患において認められており,病態との因果関係が示唆されている.(実験医学2021年6月号より)

精神疾患と腸内細菌マイクロバイオータ実験医学2021年6月号

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです