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核小体GTP結合タンパク質

かくしょうたいGTPけつごうたんぱくしつ

核内構造体である核小体に局在し,GTPと結合することで活性型となるタンパク質.GAP(GTPase-activating protein)によってGTPが加水分解されることで不活性化し,GEF(guanine exchange factor)と結合しGDPがGTPと変換されることで活性化する.一例としてRasタンパク質があり,通常はGDPと結合した不活性化状態にあるが,GTPと結合した活性型はMAPキナーゼカスケードのリン酸化反応の連鎖を引き起こす.(実験医学増刊2920より)

がん幹細胞—ステムネス,ニッチ,標的治療への理解

genetic/epigenetic変異,微小環境,エネルギー代謝の特異性から見えてくる,治療抵抗性がん克服の戦略

須田年生/編

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです