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移行抗体

いこうこうたい

胎児,新生児の血中に含まれる免疫グロブリン(Ig)のほとんどは母親由来のIgGで,胎盤を介して胎児に移行したものである.移行抗体は生後9カ月までには消失するが,自ら十分量の抗体を産生できない生後数カ月の間,種々の病原微生物による感染から新生児を守る働きを有する.(実験医学2008年11月号より)

ウイルス感染の新知見とワクチン開発の進展

新規受容体・感染経路の同定から,免疫応答メカニズムまで

河岡義裕/企画

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです