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雌性単為発生胚・雄性単為発生胚

しせいたんいはっせいはいゆうせいたんいはっせいはい

雌性単為発生胚・雄性単為発生胚は,受精直後の受精卵から卵子由来の雌性前核,または精子由来の雄性前核を入れ替えて,母親または父親由来のゲノムからのみからなる胚で,前者は胎盤形成不全で胎仔は致死となり,後者は胎盤の異常形成と胎仔の成長遅滞がみられる.マウス染色体にはインプリント遺伝子がクラスターを成しているインプリント領域が20近く存在しており,そのような領域の片親性2倍体は,胎仔の致死性や成長不良などの異常を示すことが知られている.(実験医学2023年9月号より)

ウイルスから獲得した遺伝子により哺乳類は何を得たのか実験医学2023年9月号

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです