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ケースコントロール研究

けーすこんとろーるけんきゅう

ある時点で,疾患に罹患している人(これをケースとする)と疾患に罹患していない人(これをコントロールとする)を集め,ケースとコントロールの間でどのような暴露要因(血圧,喫煙歴など)の違いがあるかを検討する研究手法.短期間で多くの症例を集めることが可能であるため,ゲノム研究では最もよく使われている.ただし,ケース群やコントロール群のサンプル収集や暴露要因データにバイアスが生じやすいため,研究を行う際には,種々のバイアスに十分な注意が必要である.また,コホート研究と異なり,疾患の発症率などは計算できない.(実験医学増刊2712より)

疾患遺伝子の探索と超高速シークエンス

パーソナルゲノム時代の疾患解明と治療戦略

辻 省次/編

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです