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ペリサイト

ぺりさいと

毛細血管壁の内皮細胞を被覆し,バリア機能の維持に寄与する.動脈壁の血管平滑筋細胞とあわせて壁細胞と総称される.中枢神経系では神経堤細胞に由来する.糖尿病網膜症やアルツハイマー病では,病態の発症・進展におけるペリサイト消失が示唆されている.(実験医学増刊3812より)

線維化 慢性疾患のキープロセス

多彩な間質細胞が織りなす組織リモデリング“fibrosis”の理解

菅波孝祥,柳田素子,武田憲彦/編

毛細血管と細静脈において,血管内皮細胞の基底膜側から接着する血管壁細胞をペリサイトとよぶ.間葉系細胞であるが,いわゆる動静脈の血管内皮細胞に接着する血管平滑筋細胞とは異なる.ペリサイトには収縮弛緩する能力はないと考えられてきたが,最近状況に応じて収縮して物質の輸送にかかわることが判明している.(実験医学2019年12月号より)

がん免疫の効果を左右する 腫瘍血管と免疫環境

高倉伸幸/企画

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです