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中心体

ちゅうしんたい

場合により呼び方が変化するが,基本となる構造の中心小体からなる.2つの中心小体を中心にした巨大タンパク質複合体を中心体と呼ぶ.繊毛や鞭毛の根元で軸糸の形成に必須な働きをしている中心小体を,特に基底小体と呼ぶ.また,細胞分裂期に紡錘体の両極に移動した中心体は,紡錘体極と呼ばれる.いずれの場合も,微小管重合の基点として非常に重要な役割を担っている.(実験医学増刊2615より)

シグナル伝達研究2008-'09

疾患発症の分子メカニズムと実現化する分子標的薬開発

的崎 尚,岡田雅人,中島元夫/編

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

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