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【スマホで読める実験医学】老化とともに崩壊する卵母細胞の染色体制御
550円
近年の出産年齢の上昇を受けて,不妊や流産に関する研究の重要性が高まっている.不妊や流産の主要な原因の1つは,卵母細胞における染色体分配の異常が引き起こす成熟卵子の染色体数異常である.最近の研究から,染色体の早期分離や紡錘体の不安定性が染色体分配の異常の原因であり,特に前者は個体の老化メカニズムに関連することが明らかとなった.将来,不妊の予防や治療に向けて,これら複数の要因のさらなる詳細な解明がなされることを期待する.
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