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対向流系

たいこうりゅうけい

糸球体で生成された尿は近位尿細管を経てヘンレループ下行脚から上行脚へと流れていくが,折り返し構造により下行脚と上行脚とで尿流が向かい合わせになっている.ヘンレループでは溶質であるNaClが上行脚でくみ上げられて下行脚に流入し,希釈と濃縮が長軸に沿って累積されており,腎臓の皮質から髄質にかけての浸透圧勾配の形成に寄与している.(実験医学2016年5月号より)

国民病“腎疾患”治療の光が見えてきた!腎臓のサイエンス

発生・三次元組織再生と機能破綻のメカニズム

西中村隆一/企画

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです