脱細胞化
だつさいぼうか
生体組織から細胞を除去すること.SDSなどの界面活性剤を用いた方法や超高静水圧を用いた方法などで細胞を破壊し脱細胞化を行う.脱細胞化により,生体組織は細胞の骨格である細胞外基質のみの組織となる.脱細胞化した生体組織を臓器移植に用いた場合,拒絶反応の主体となる細胞や物質が除去されているため,通常の臓器移植で起こる免疫拒絶反応が抑制されているという利点がある.(実験医学増刊3812より)
線維化 慢性疾患のキープロセス
多彩な間質細胞が織りなす組織リモデリング“fibrosis”の理解
解説は発行当時の掲載内容に基づくものです
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