プライミング

ぷらいみんぐ

生体,特に免疫系を賦活するための予備刺激のことであり,準備刺激や初回刺激と訳される.インフラマソーム形成によるカスパーゼ-1活性化は,前駆体であるpro-IL-1βやpro-IL-18を成熟型へとプロセシングして分泌させるが,この反応には,これらの前駆体が発現している必要がある.このため,少量のLPS処理によるpro-IL-1βの誘導,いわゆる“プライミング”を行い,インフラマソーム活性化によるIL-1βの分泌が検討されている.(実験医学2012年7月号より)

炎症シグナルの指揮者 インフラマソーム

細胞内の“異物”により活性化し,炎症反応を誘導するタンパク質複合体の新たな役割!

猪原直弘/企画

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです

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