absorption（吸収），distribution（分布），metabolism（代謝），excretion（排泄）の頭文字をとった名称で，医薬品が服用されてから体外に排泄されるまでの経過，薬物動態のこと．この4項目は薬物の血中濃度と臓器や組織への曝露の経時変化に影響する．薬物が生体内のどこにどれだけ存在しているかを調べることで，薬効強度や安全性の予測や評価につながる．（実験医学増刊422より）

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善光龍哉，辻川和丈／編

薬物動態の略称．吸収（absorption），分布（distribution），代謝（metabolism），排泄（excretion）の頭文字をとってADMEと称されることが多い．生体に投与された化合物（薬物）は吸収された後に体循環（血液）に入り生体内に分布する．その後肝臓などで代謝され，最終的には尿中に排泄され，体内から消失する．それぞれの過程の効率は化合物の薬剤としての奏功率に大きく影響するため，Hit to Leadの過程で妥当な数値内に収まるように化合物の構造を展開する．ADME（薬物動態）に toxicity（毒性，安全性）を加えて ADMETと総称されて用いられる場合もある．（実験医学増刊422より）

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