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中分子ペプチド創薬のインフォマティクス

Informatics for middle molecule peptide drug discovery
大上雅史
Masahito Ohue:School of Computing, Tokyo Institute of Technology(東京工業大学情報理工学院)
10.18958/7173-00001-0000342-00 

AIやシミュレーション技術の向上によって,創薬に活用できるインフォマティクス技術も数多く現れている.そのような技術の多くは低分子化合物が対象であるが,ペプチドを対象としたものも特に近年は数多く提案されてきた.本稿では,代表的な中分子ペプチド創薬のインフォマティクス技術として,タンパク質-ペプチドドッキング手法,ペプチド配列設計手法のほか,特殊環状ペプチドのインフォマティクス技術についても紹介する.

タンパク質-ペプチドドッキング,AlphaFold2,ペプチドデザイン,血漿タンパク質結合(plasma protein binding,PPB),細胞膜透過性

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