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ADNI研究

ADNIけんきゅう

ADNIおよびJ-ADNIは,それぞれ米国および日本において,アルツハイマー病の早期診断・進行メカニズムの理解・治療法の開発を目的として,画像診断技術(MRIやPETなど)やバイオマーカー(血液や脳脊髄液中の特定の分子)を用いて,アルツハイマー病の病態変化を追跡し関連する情報を収集した研究である.研究対象となる参加者は,正常な認知機能をもつ健康な高齢者(コントロール群),軽度認知障害をもつ高齢者,アルツハイマー病をもつ高齢者が含まれ,定期的な認知機能評価・脳画像検査・生体サンプルの提供が続けられることから,アルツハイマー病の発症や進行に関する情報が集積された.これらのデータは,研究者や医療関係者に公開されており,アルツハイマー病の研究や治療法の開発に役立てられている.(実験医学増刊4115より)

マルチオミクス データ駆動時代の疾患研究

がん、老化、生活習慣病 最新のオミクス統合で挑む標的探索と病態解明

大澤 毅/編

アミロイドPETやMRIによる脳容積評価,体液生化学マーカーなどを組合わせて,ADの進行過程のモニター・発症予測法の確立をめざした大規模臨床観察研究.(実験医学増刊4020より)

治療の可能性が広がる 抗体医薬

バイスペシフィック抗体、ADC、シングルドメイン抗体、機械学習…新技術と情報科学が実現した新時代のモダリティ

津本浩平/編

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです