AIFは通常はミトコンドリア内膜に結合し,膜間腔のNADHオキシダーゼとして機能すると考えられているが,PARPなどのアポトーシス誘導シグナルの下流で活性化されたプロテアーゼにより切断され,内膜から遊離される.ミトコンドリア外膜透過性の亢進に伴いミトコンドリアから放出されたAIFは核に移行し,核DNAの断片化を引き起こすことで細胞死を誘導する. (実験医学増刊2715より)

活性酸素シグナルと酸化ストレス

癌,神経変性疾患,循環・代謝異常にかかわるレドックス制御機構と最新の技術開発

谷口直之/監,赤池孝章,鈴木敬一郎,内田浩二/編

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

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