実験医学 キーワード集 検索へ行くボタン

Atg結合系

ATGけつごうけい

ユビキチン様タンパク質Atg12とAtg8は,ユビキチン結合反応と類似の活性化および転移を経て,それぞれAtg5とリン脂質ホスファチジルエタノールアミン(phosphatidylethanolamine)と共有結合する.これらの反応系はAtg12結合系,Atg8結合系とよばれており,Atg3,Atg4,Atg5,Atg7,Atg8,Atg10,Atg12,Atg16(L1)の8つのAtg因子から構成される.Atg結合系はオートファゴソーム前駆体である隔離膜の伸長や,オートファゴソーム閉鎖,オートファゴソーム輸送,選択的基質認識などにかかわる.(実験医学増刊3515より)

The オートファジー 研究者たちの集大成が見える最新ビジュアルテキスト

水島 昇,吉森 保/編

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです