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【スマホで読める実験医学】リソソーム損傷応答におけるリソファジーの制御と生理的意義
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リソソーム損傷応答におけるリソファジーの制御と生理的意義
Resulation and roles of lysophasy during lysosomal damage response
Shuhei Nakamura1）〜3）/Monami Ogura1）/Tamotsu Yoshimori1）2）：Department of Intracellular Membrane Dynamics, Graduate School of Frontier Biosciences, Osaka University1）/Department of Genetics, Graduate School of Medicine, Osaka University2）/Institute for Advanced Co-Creation Studies, Osaka University3）（大阪大学 大学院生命機能研究科 細胞内膜動態研究室1）/大阪大学 大学院医学系研究科 遺伝学教室2）/大阪大学 高等共創研究院3））
10.18958/6859-00001-0000777-00
細胞内外成分の分解を担うオルガネラであるリソソームは，さまざまな要因によって損傷を受けることが知られている．細胞は損傷リソソーム応答と総称されるいくつかの経路でこれに対処することがわかっており，これには選択的オートファジーの一つ，リソファジーによる損傷リソソームの隔離・除去や転写因子TFEBによるリソソーム生合成経路などが含まれる．最近の研究からリソファジーの分子機構が少しずつ明らかとなり，また，リソファジーは損傷リソソーム応答の他経路とも連携しリソソームならびに細胞の恒常性維持に寄与することが分かってきた．本稿ではリソファジーの分子機構について最新の知見を紹介するとともに，その損傷リソソーム応答間でのクロストークや生理的意義についても概説したい．
リソファジー，損傷リソソーム応答，リソソーム，TFEB，結晶性腎症
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