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液-液相分離と選択的オートファジー

Phase seperation and selective autophagy
能代大輔,野田展生
Daisuke Noshiro / Nobuo N. Noda:Institute of Microbial Chemistry, Microbial Chemistry Research Foundation(公益財団法人微生物化学研究会微生物化学研究所)
10.18958/6859-00001-0000774-00

液-液相分離はその生物学的な重要性が認識されはじめて久しいが,選択的オートファジーにおいても重大な役割を担っている.選択的オートファジーは,液-液相分離により液滴状態となったタンパク質を分解対象のひとつとしており,その際は液滴の適度な液体度と,レセプターを介した液滴-隔離膜間相互作用が重要な役割を担う.本稿では,p62液滴,ストレス顆粒,そしてエンドサイトーシス異常の際に形成されるEND液滴の例を紹介するとともに,液滴選択的オートファジーのメカニズムを議論する.

液-液相分離,液滴選択的オートファジー,p62,ストレス顆粒,クラスリン依存性エンドサイトーシス

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