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オートファジーによる小胞体の品質管理

Quality control of the endoplasmic reticulum by autophagy
千野 遥,水島 昇
Haruka Chino/Noboru Mizushima:Department of Biochemistry and Molecular Biology, Graduate School and Faculty of Medicine, The University of Tokyo(東京大学大学院医学系研究科 分子生物学分野)
10.18958/6859-00001-0000776-00

近年,小胞体の代謝回転・品質管理にオートファジーが関与していることが明らかになってきた.このような,リソソームによる小胞体の分解をER-phagyとよぶ.2015年以降,ER-phagyアダプターが次々と同定され,急速に理解が進んだ1)2).本稿では,これまで明らかになってきた分子機構や生理的意義について概説するとともに研究における問題点と新たな展望に関して述べたい.

選択的オートファジー,小胞体分解,ER-phagy,小胞体蓄積病

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