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Aボディ

Aぼでぃ

細胞が熱ショックやアシドーシスなどのストレスに晒されると,リボソームDNAリピートの遺伝子間スペーサー(intergenic spacer,IGS)領域からIGS lncRNAが転写され,そこにRNA結合タンパク質が捕捉されることで非膜性の核内構造体のAmyloid body(Aボディ)が形成される.Aボディはストレス下において,タンパク質を可逆的なアミロイド様線維に変換することによって,大量のタンパク質を内部に貯蔵し,ストレスからの回復後にそれらをすみやかに機能的なタンパク質として利用するためのストレス応答機構を担っていると考えられている.(実験医学2019年6月号より)

ノンコーディングRNAにより誘導される核内構造体形成機構実験医学2019年6月号

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです