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Notch

Notch遺伝子は,局所的な細胞-細胞相互作用を通して細胞の運命を制御する機能をもち,線虫からヒトまで進化的に保存されている.心血管系においても,多くのNotchシグナル因子(リガンド・受容体・標的因子)が血管に発現し,それらの遺伝子改変動物の多くが血管形成異常を呈する.Jagged1の変異が原因のAlagille症候群とNotch3変異によって起こるCADASIL症候群は血管系の異常を呈し,血管平滑筋の異常がその病因であると考えられている.(実験医学増刊2817より)

血管研究と血管治療

血管形成メカニズムの新たな概念から炎症・がん治療,虚血性疾患の血管再生療法まで

高倉伸幸,尾池雄一,室原豊明,矢野聖二/編

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです